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Officeのサポートはいつ終了?
2020年の1月14日に「Windows7」の延長サポートが終了しましたが、
実はわずか9ヶ月後の2020年10月13日には「Microsoft Office2010」の
延長サポートも終了してしまいます。
「また更新対応をしなければならない」と情報システム担当者の方には
大きな負担になると思います。
今回はその延長サポートの対応について記事にしてみました。
そもそもOffice2010の更新はなぜ必要なのか
確かになぜ必要なのか、本当に必須なのかと思ってしまいますよね。
Microsoft側が売りたいだけなんじゃないの?って考えてしまうと思います。
下記に挙げる点が、サポートが終了しているOfficeソフトを使用した場合の
リスクです。
- 様々なソフトやそれに伴うサービスの終了
- Officeのセキュリティー対策プログラムの配信停止による脆弱性の拡大
などです。
更新の必要性の根拠がいまいち見出せないんだけど?
確かにそう考える方も多いと思います。
下記に挙げる対策をしておけばいいと考える方もいると思います。
- 端末をネットに繋げなければウイルス感染の心配はない
- ウイルス対策ソフトを最新のものにしておけば問題ない
- OSじゃないからOfficeソフトの更新はしなくても問題ない
ですが、そうでもないようです。
更新が必要性が分かる3つの危険性
端末をネットに繋いでない状態でもウイルス感染の可能性はある
ウイルスの主な感染経路はネットからという考えは間違いではありません。
ですが、最近のウイルス感染のトレンド?はUSBも感染経路として増えて
きております。
そういった場合は、PC本体のウイルス対策ソフトのアップデートが
十分に出来ない為、感染の可能性は高くなると思います。
どうしてもそういった端末でUSBを使う状況が出た場合は、
「ウイルス対策ソフト入りのUSB」が販売されているので、それを使うのも手ですね。
ウイルス対策ソフトが最新のものでも十分ではない
サポートが切れててもウイルス対策ソフトを最新にしとけばいいじゃん?
間違いではないのかもしれません。ですが対策ソフト側には
「動作環境」というものがあります。
古い環境では対策ソフトの動作そのものが出来ない可能性もあるようです。
Officeソフトの更新は重要なセキュリティー対策
最近ではメールのExcel等の添付ファイルに「エモテット」という
ウイルスを仕込んで開かせるというパターンが増えてきております。
この部分はPCを扱う側の注意も必要ですが、Officeの更新を行っていない場合、
こういった脆弱性を付いたウイルスも存在するということも認知しておくべきです。
そういった事を知っていれば、更新の大切さが自ずと分かってくると思います。
Officeサポート終了に伴う更新の重要性について
上記の3点に挙げてある通り、疑問は残るとは思いますが更新はやはり
するべきです。
ですが、職場によっては予算の都合であったり使用しているソフトやシステム
の対応等に時間がかかる、Office更新の重要性を深く考えていない、更新しない
デメリットを感じていない等々あると思います。
また、そういった更新関連に興味を持たない上司がいた場合も
更新をしないという選択をする場合がありますね。
上記の理由で更新せずに「なにかあった場合」は時すでに遅しですし、
なによりもそれが原因で情報漏洩等があった場合は、会社の信用問題にも
関わってくるので必ず更新はやっておくべきだと私は思います。