
目次
ブロックチェーンとは
前回「ABCD+5G技術」について記事にさせて頂きましたが、
今回はその中の「Bの技術」、「ブロックチェーン」について詳しく説明させていただきます。
前回の記事はこちらからどうぞ!(「ABCD+5G技術」とはなにか、米中の覇権争いの先に見えるもの)
基本的な仕組み
まず、基本的な仕組みについてのおさらいです。
ブロックチェーンとは「分散型台帳」の略で、仮想通貨の
「取引データ技術」と理解してもらえればいいと思います。
取引データの履歴の事を「トランザクション」といい、このトランザクションの集まりを
「ブロック」、そしてこのブロックが連なるように保存された状態を
「ブロックチェーン」といいます。
特徴としては、上記でも記載しましたが分散して管理されるのが特徴として挙げられます。
ですので、ユーザー個々に管理保存されるので、システム障害に強いという点もあります。
ブロックチェーンの技術が出来るまで
ブロックチェーンの技術が出来上がるまでの過程は以下の通りです。
流れとしては・・・。
- ビットコインが世に出回る
- 分散型デジタル通貨の利点に気づく
- 分散型台帳を作る事ができる仕組みに気づく
- 一連の流れをブロックチェーンと呼ぶ
の流れでブロックチェーンは出来上がりました。
ですので、もしビットコインがこの世に出回らなければ
ブロックチェーンの技術そのものが生まれてこなかったと言えます。
呼び方も日本と海外では異なるようです。
日本では基本的に「仮想通貨」と呼ばれますが、海外では「暗号通貨」
と言われるようです。
そして最近では金融庁が「暗号資産」と呼称するようになったそうです。
はっきり言って呼び方はどうでもいいですね(笑)
個人的には「仮想通貨」のほうがしっくりきます。
ブロックチェーンのメリット
次にブロックチェーンのメリットを挙げていきたいと思います。
一元管理を防ぐことによりシステムダウンに強い
防げるという表現が正しいかは分かりませんが、一元管理しないことによって
システムダウンしないというメリットが生まれます。
また、各々で管理するため通貨を独裁的に支配するという事もありません。
ジンバブエドルみたいなハイパーインフレにはならないという理解でいいと思います。
データの改ざんが不可能に、また個人間取引が容易に
2つめのメリットはデータの改ざんが実質不可能になるということです。
ブロックチェーンは暗号化し、分散されて管理されます。
みんながデータを共有している状態なので誰かがデータを改ざんしても
すぐにバレてしまうのです。
また、仮想通貨は特定の金融機関を通さない為、海外への送金コストを大幅にダウン
できるため、個人間取引にかかる費用がかなり安価に収まります。
手数料はその日の取引量によって変動するようです。
ブロックチェーンのデメリット
デメリットというよりは課題という表現のほうが正しいかもしれませんが
処理速度が遅いという点があげられます。
データを分散して管理するシステムの為、リアルタイムな反映が出来ません。
ということは、お店等での即時決済が今は厳しいということですね。
ですが、中央で一元管理しないシステムの為、サーバーがダウンして
決済が行えないということは起きません。
今後の技術革新で即時決済ができるようになれば、かなり便利になりそうですね!
今回はブロックチェーンについて記事にさせて頂きました。
ブロックチェーンの技術も大きく進歩し、即時決済等に
対応出来るようようになれば、私たちの生活における選択の幅が広がりそうですね。